【猫のブラッシングは必要?】ブラシのおすすめと頻度を教えて

お猫さま

猫は自分で毛繕いしているからブラッシングはいらないんじゃない?と思われる飼い主さんもいらっしゃるでしょうか?

気ままに生きるお猫様。爪切り、ブラッシング、それらのお手入れの時に「シャー」をされてしまうくらいなら、やりたくないなぁ〜といういう方もいらっしゃるのも事実。

今回は、猫のブラッシングの必要性と、その道具のおすすめをご紹介します。

猫のお手入れがしたいのに「シャー!!」されちゃう

まずは、猫ちゃんが嫌がることをしていないかどうかの確認

大きな声や音を立てるのはNG

「⚪︎⚪︎ちゃ〜ん!ブラッシングしようね〜!!」

などと大きな声で愛猫に寄って行ってはいないでしょうか?

猫ちゃんは大きな声や音が嫌いです。

これでは、ブラッシングをする以前に警戒心を抱かせてしまい、攻撃モードに入ってしまうこともありますよ。

すぐにお手入れを開始するのもNG

ブラシを持って、すぐに猫ちゃんの身体をブラッシング・・・・

それでは、猫ちゃんがびっくりしてしまい、これまた警戒&攻撃モードに。

しかも、飼い主は何か変なもの(ブラシ)を持っている

そう、猫目線からは見えています。

まずは、お手入れ用品であるブラシを猫ちゃんに見せたり、匂いをかいでもらったりしてもらいましょう。

その上で、安全なものであることをわかってもらい、お手入れに入ります。

猫のお触りマップって知ってますか?

猫が触って欲しくない場所、逆に触って欲しい場所などをマッピングした「猫のお触りマップ」というものが一時期流行りました。

猫によって、マッピングはまちまちではありますが、一般的に猫ちゃんは頭付近は触ってよし、お腹や足は触るな、が多いようです。

そして、ブラッシングをする時にまず手を出しがちなエリアである背中。

背中は、多くの猫ちゃんが喜んで触らせてくれるエリアではないようです。

レベル的には「(人間が触るのは)まぁ、許す」程度。

そんな、許してやってもいいぞ、のエリアからいきなりブラッシングをはじめたら、猫ちゃんはどうなるでしょうか?

「はぁ?!ふざけんな!触るんじゃねぇ!!」

かもしれませんね。

嫌がるのもわかる気がします。

まずは、飼い主自身の手や指でおでこなどの顔まわりをなでてうっとりさせてから、いつのまにかブラッシングへ・・・という流れはいかがでしょうか?

実際にブラッシングを始めてみましょう!

静かな場所で行う

大きな音が苦手な猫ちゃん。想像しい場所、気が散る場所では落ち着いてブラッシングさせてもらえません。ゆったり過ごせる環境で始めましょう。

初めは数秒できればOK

そもそもブラッシングすること自体がストレスに感じている猫ちゃんもいるので、初めは数回ブラシが通せたらOK、くらいの心づもりで開始してみませんか?

徐々に、1分。

次に、数分、と長くしていくつもりでどうぞ。

不機嫌な様子が現れだしたら、無理せずに終了しましょうね。

嫌なところはさわらない

一般的には、お腹やしっぽ。あとは手足。

我が子の『お触り禁止マップ』を作るとしたら?を頭に想像しながら、どこが苦手で、どこなら触ってもOKなのか、確認しながら少しずつ進めてみてはいかがでしょう。

終わったらご褒美を

ブラッシングするといいことがあるんだな」

と思ってもらうためにも、ブラッシングの後には好きなおやつをあげてみてはいかがでしょう?

嫌なことをされたら、忘れない猫ちゃんですが、逆にいいこともしっかり覚えてるんです。

「⚪︎⚪︎するといいことがある」という記憶を有効活用していきましょう。

おすすめブラシ

基本的な情報は押さえた上で、次に道具選びです。

ここもしくじると、猫ちゃんが今後ブラッシングをさせてくれなくなってしまいます。

一度された嫌なことはずーーーーーっと覚えているからな

これが、猫ちゃんの基本性格です。

短毛猫ちゃんにはシリコンブラシ 

シリコンやゴムなどで作られたグリップのきくブラシは、短毛種の猫におすすめ。
また、やわらかい素材なのでブラッシングが苦手な猫にも適しているといわれています。

短毛猫ちゃんたち

  • ベンガル
  • マンチカン
  • ブリティッシュショートヘア
  • エキゾチックショートヘア
  • アメリカンショートヘア
  • ロシアンブルー        などなど

長毛猫ちゃんにはスリッカーブラシ

毛が絡まりやすい長毛の猫ちゃんたちには、ぜひスリッカーブラシを。

先端が針金のようになっていて、毛玉防止になったり、抜け毛を効率的に取り除くことができたりします。

長毛猫ちゃんたち

  • セルカークレックス
  • サイベリアン
  • スコティッシュフォールド
  • ノルウェージャンフォレストキャット
  • ヒマラヤン
  • ペルシャ
  • マンチカン
  • ミヌエット
  • メインクーン
  • ラガマフィン
  • ラグドール
  • ラパーマ    などなど

皮膚の血行促進にもつながりますので、できれば先端に丸ポチがついていないものがおすすめです。

しかし、力加減がうまくいかないと、皮膚を痛めることにつながりますので、子猫の時期や、まだ慣れていない時期は、ブラッシングの練習と割り切って使うのもアリだと思います。

尚、短毛の猫ちゃんには皮膚を痛める可能性があるため先端が針金状になっているスリッカーブラシはあまりおすすめできません。

ブラッシングの適切な頻度はどのくらい?

短毛種は週に1〜2回

毛のからまりが比較的少ない、短毛の猫種は週に1〜2回程度でOK

スキンシップ、コミュニケーションとして、それ以上行うこともかまいませんが、地肌を傷つけることがないように、優しめのブラシで行ってくださいね。

春と秋は換毛期なので、その倍行ってもOK

長毛種は週に3〜4回

毛がからまりやすい、長毛の猫種は2日に1度はブラッシングしてあげたいですね。


一度、毛玉ができてしまうとその部分を剃ってあげないといけない場合もあるので、そうならないためにも、本音を言えば毎日ブラッシングしてあげたいところ。

特に首や胸、脇腹、尻尾のあたりは毛玉ができやすい場所。

春と秋の換毛期は、毎日ブラッシングが必要な猫ちゃんも。

毎日ブラシを通せる関係になれるように、少しずつ慣れていきたいものです。

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