猫砂にはどんな種類があるの?
ねこちゃんのおトイレに敷く、ネコ砂。一体なにを選べばいいの?!
そんな迷えるあなたにおすすめなのはズバリ鉱物系です。いろいろ賛否両論あるとは思いますが、ここは私のブログということでお許しを。
とにかくネコファーストを想うならば、ぜひ検討に入れてみてください。
では、まずはその他の種類のねこ砂も含めていろいろ解説していきたいと思います。
鉱物系
鉱物系の猫砂は、主にベントナイト、またはゼオライトを使用。
猫ちゃんが好きなトイレの理想は公園の砂場
・・そう考えていくと、鉱物系のねこ砂を好む猫ちゃんが多いのも納得です。
猫ちゃん好みの砂タイプの鉱物系猫砂。メインとして使われているベントナイトについては下記のサイトから説明を拝借いたしました。
<引用>ベントナイトの主成分であるモンモリロナイトは、水を吸収すると元の体積の何倍にも膨らむ特徴的な性質を持っています。これを膨潤性と呼びます。さらに、水に分散させると粘性を示す性質や各種陽イオンをよく吸着する能力など、様々な特性を持っています。このような特性を活かして、ベントナイトは様々な産業分野で利用されています。例を挙げると、鋳物、土木建築、ペット用トイレ砂や化成品など非常に多岐にわたっています。<引用元:クニミネ工業株式会社>
ねこちゃんはトイレがしやすい。飼い主はおしっこがしっかり固まってくれるので掃除がしやすい、の両得がこの鉱物系猫砂です。またお値段もお手頃なのも多く、抗菌消臭対策されている商品も多くあります。
デメリットとして挙げられるのが
- 重いので買い物が億劫
- 自治体によって廃棄の方法が違う
ビニール袋に猫砂を入れて燃えるゴミの日に家庭ゴミとして出すところも多いそうですが、ゴミの出し方は年々アップデートされていますので、各自治体HPにて調べてみることをおすすめします。
紙系(紙製)
主原料は、パルプ。
軽くて、おしっこも固まるので扱いやすい(かたまり方は鉱物系には劣ります)。しかも排泄物はトイレに流すことができる。一方で、補充の際や砂かきの時に粉塵が舞い上がりやすい傾向も。
おしっこは固まるものの、鉱物系のようにギュッと固まるのではなく、それよりは広範囲にひろがって固まるので消費量は鉱物系より多くなりがちです。(お買い物の手間も増えちゃいますね)
凝固剤などの化学物質が使用されている商品もありますので、化学的なものが気になる方は商品をよくご確認くださいね。
木系(木製)
主に檜やおがくず等のチップが使われています。鉱物や紙系と同様に固まる木系の猫砂もありますが(固まり方は期待しない方がいいです)、多くはシステムトイレ用の固まらないタイプがこの木系猫砂になります。
システムトイレを利用している・これから導入しようとしている方はこの木系猫砂になるかと思います。
紙系ほどではないけれど、軽くて扱いが楽ちんな猫砂です。ひのきなど、素材そのものに抗菌消臭の効果が期待されているのがメリットでしょうか。また廃棄の仕方も燃えるゴミとして扱えるのも魅力かと思います。
木系とは言っても原料が「木」だけではなく、凝固剤や消臭剤、鉱物系などが含まれる商品も多くありますので、ご自身のこだわりポイントを整理してから商品を選ぶと良いかと思います
おから
主原料は、大豆の搾りかす。固まる猫砂に区分されますが、その固まり方は商品によりけりなところが多いようです。食べ物が主原料なので、口に入っても安心という飼い主さんの気持ちをくすぐる設定である印象が強いです。
原料が食べ物、トイレに流すものが多い、ほのかに香るおからの香り(好みは分かれます)がメリットとして挙げられますが、価格が高めに設定されているものや化学薬品を使っている商品もあるので、購入前にはよく確認した方がいいものも多くあります。
シリカゲル
原料は、お菓子などに入っている乾燥剤のあのシリカゲル。その商品のほとんどがシステムトイレで使う固まらないタイプです。
抗菌や消臭に優れているなどのメリットもあるようですが、価格が高めであったり誤飲時のデメリットも多いので、今はあまり流通はだいぶ減っているようです。
猫砂5種類の特徴まとめ
木系、おから系はかたまるタイプを前提に以下にまとめてみました。また、消臭力においては消臭剤が入っていないタイプの商品を前提に検討しています。
鉱物系 | 紙系 | 木系 | おから系 | シリカゲル | |
固まりやすさ | ◎ | ○ | ○ | △ | ー |
重さ | 重い | 軽い | 普通 | 普通 | 普通 |
消臭力 | ○ | △ | ○ | △ | ◎ |
価格 | 安い | 普通 | 普通 | やや高い | 高い |
処分のしやすさにおいては、各自治体によってかわりますので、自治体HPをご確認ください。
猫砂の重さにおいては、一番重い鉱物系と一番軽い紙系とでは、2〜3倍の差があります。
これは、お買い物のしやすさに置いては重さはデメリットになりますが、ねこちゃんが排泄後にする砂かきにおいて飛び散りやすさでいえば、軽さがデメリットにもなります。
猫にとって快適な猫砂とは
上記までは、人間主体の選び方をメインに書いてきましたが、ここで猫ちゃん主体で考えてみましょう。
踏ん張りやすい
そのためには、砂は小粒の方がいい
これがポイント!
特に、老猫ちゃんになると腰が痛くなるから、楽にふんばれる場所で用をたしたい。
「トイレの場所を覚えているはずなのに、トイレ以外で用をたしてしまった。お年だから間に合わなかったのかしら」という飼い主さん。
もしかしたら、その猫ちゃんはトイレよりもトイレ外のその場所が踏ん張りやすかっただけなのかも。
「やりやすい場所、したい場所でする。もしもそれがお布団やソファーであっても関係ない。そこがいいんだもん、やりやすいんだもん。」byねこ。
猫ちゃんの気持ちを優先するなら、小粒の猫砂に。
あ、もちろん無香料でね。
「特発性膀胱炎」のリスク
どうやら、固まらない猫砂を使っていると「特発性膀胱炎」のリスクが高まるようです。
原因不明の「特発性膀胱炎」
突発性(とっぱつせい)ではなく、特発性(とくはつせい)の膀胱炎。原因がわからないという意味で使わる特発性。つまり、膀胱炎症状はあるのに検査をしても原因が分からない膀胱炎。
症状としては、猫がトイレに1日に何度も(10〜20回)行く。それななのに出ない。本人はチクチク痛膀胱が痛い。なのに、現状では原因不明のこの膀胱炎には特効薬がない。痛み止めなどで対処しつつ約2週間目安に治ることが多いらしいのですが、一度罹ってしまうと高い確率での(50〜60%)再発率をもつと言われています。
この特発性膀胱炎になる子の多くが固まらないタイプの猫砂を使っていたという調査があがってきているそうです。(現時点ではソースが見つからず・・どなたか論文等の情報提供をお待ちしております)
まとめ
当ブログでのおすすめ猫砂はこちら。
固まる&小粒&無香料
ここから、
鉱物系(ベントナイト系)の猫砂
メリットは、猫ちゃんにとって快適 原因不明の膀胱炎リスク回避、手に入りやすい、安価
デメリットは、お買い物時に重い、処分の方法が自治体によっては面倒
使い方は、猫トイレに2.5cm〜5cmくらい敷いて使用。猫ちゃんがおトイレにふんばるのにちょうどいい深さです。
排泄したら、取り除いてあげる。理想は毎回ですが、人間側の都合もあるので朝晩1回ずつ(1日2回)は処理してあげてください。
猫砂の交換は1週間に1回程度。トイレ本体の丸洗いは1ヶ月に1度を目安に。各家庭で適切なタイミングはアレンジしてくださいね。